診療案内

うつ

うつとは、気分が落ち込む、何をしても楽しめない、やる気が出ない、ものの見方や考え方が悲観的になるといった症状が持続した状態です。眠れない、食欲がない、疲れやすいなどの身体症状を伴うことも珍しくありません。精神科や心療内科を受診される患者様で最も多い悩みです。

不安障害

不安障害とは、人前で話したり食事したりすると緊張する、人前で恥をかいてしまわないか、周りから変に思われているのではないかといった過剰な不安・恐怖により、人との接触を避け引きこもりがちになるなど、日常生活に支障を来たす病気です。突然に激しい恐怖や息苦しさが高まるパニック障害もこの中に含まれます。

強迫性障害

強迫性障害とは、不潔なものに触れて自分が病気になってしまわないだろうか、周りに感染させてしまわないだろうか、鍵を閉め忘れていないだろうかといった特定の考えや、対称性・正確性に対する拘りが頭から離れず、その不安を解消するために何度も同じ行動を繰り返してしまい、日常生活に支障を来たす病気です。醜形恐怖や抜毛もこの中に含まれます。

適応障害

適応障害とは、学校や職場、家庭など周囲の環境にうまく適応できず、そのことがストレス要因となって多彩な心身の症状が現れ、学校生活や社会生活に支障を来たした状態です。学校や職場の人間関係、学業や受験、過労や仕事上のミス、転職や異動、昇進や失業、結婚や離婚、育児や介護、身体の病気など、あらゆるライフイベントが発症の誘因となります。

発達障害

発達障害とは、生まれながらの脳機能の発達の偏りにより、行動面や情緒面に特徴が見られる状態です。こうした特徴から、当人は「生きづらさ」を感じやすいです。拘りが強く、対人コミュニケーションが苦手な自閉スペクトラム症(ASD)や、不注意で集中力に欠け、じっとしていることが苦手な注意欠如・多動症(ADHD)が代表的です。

不眠症

寝つきが悪い、途中で何度も目が覚める、朝早く目が覚める、眠りが浅くて熟睡できないなどの症状が続き、日中の眠気、注意力の低下、倦怠感など種々の体調不良を来たした状態です。不眠症単独で見られることもありますが、多くは他の病気に随伴する症状として現れます。

起立性調節障害

起立性調節障害とは、自律神経のバランスの乱れにより、起立時にめまい、動悸、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状が現れる病気です。これらの症状は、午後にかけて改善していく傾向があります。治療としては、生活指導を始めとし、昇圧剤や漢方薬による薬物療法、ストレスを軽減するような環境調整を行います。

男性更年期障害

男性更年期障害とは、加齢やストレスにより男性ホルモン(テストステロン)が減少し、心身に様々な症状を来たすものです。身体症状としては性機能の低下をはじめ、ほてり、発汗、倦怠感、頭痛、めまい、耳鳴り、筋肉や関節の痛み、筋力の低下、頻尿など、精神症状としては不眠、不安、イライラ、抑うつ気分、意欲や集中力の低下などがみられるため、うつとの鑑別が難しい場合があります。

認知症

認知症とは、脳の病気や外傷、加齢に伴う変化により認知機能が低下し、身の回りのことが出来なくなるなど、日常生活に支障を来たした状態です。うつや性格変化が発症前に見られることも多いです。アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症が代表的で、治療としては、もの忘れなどの中核症状や、幻覚・妄想、暴言・暴力などの行動・心理症状(BPSD)に対する薬物療法に加え、環境調整や訪問看護・ヘルパーなどのサービスを導入し、ご家族の介護負担の軽減を図ります。

自費診療

当院では高濃度ビタミンC点滴やにんにく注射の他、アートメイクを行っております。傷跡や妊娠線でお悩みの方はご相談ください。一般的な眉やアイラインの施術も承っております。
アートメイクは2024年6月頃の開始を予定しております。

心理検査

当院では知能検査(WAIS-Ⅳ、WISC-Ⅴ)、投影法(バウムテスト、SCT、P-Fスタディ)、発達障害スクリーニング検査(AQ、A-ADHD)、読み書きスクリーニング検査(STRAW-R)を行っております。これらの検査は、知的障害の診断、発達障害の診断補助、学校や職場において合理的な配慮を依頼する際に重要な資料となる他、自己理解が深まることは今後の診療やカウンセリングにも非常に役立ちます。

カウンセリング

臨床心理士が相談者様の心のお悩みやお困りごとを聞き、問題を一緒に解決していけるよう専門家としての視点から助言を行います。当院のカウンセリングは来談者中心療法を基本としております。心理検査、カウンセリング共に初回は必ず医師の診察が必要になりますので、詳細についてはお問い合わせください。
お問い合わせ
03-3520-8615